任意整理から個人再生への切り替えは可能?費用はどうなる?
2021/05/14
一度任意整理をしてからその後に個人再生へ切り替えることは可能なのでしょうか?
個人再生は裁判所の手続きであるため、可能な限り任意整理で行きたいという要望をよく聞きます。
個人再生は一般的にはハードルがちょっと高いようです。
ですが、任意整理だけでは難しい場合は、切り替えることも考えたくなることもあると思います。
任意整理から個人再生の切り替えは可能か?
まずは、任意整理でやってみて無理だったら個人再生に切り替えるということは可能です。
ただ、一度任意整理で各債権者と分割弁済で和解をしてしまうと、任意整理の弁護士費用がかかってしまいます。
その後に個人再生をするとなると個人再生の費用もかかることになるので2つの手続き費用がかかってしまいます。
任意整理と個人再生の大きな違いについて
また、任意整理はこれとこれだけを任意整理してこれはやらないというピックアップが可能ですが、個人再生は全ての借り入れが対象になるため、任意整理では除外していた債権者も個人再生では対象になってしまいます。
任意整理のときには、なかった積立てや家計収支表をつけるという作業も増えます。
任意整理は、弁護士と各債権者が話しをして分割支払いで合意をするという手続きであるため、裁判所の手続きのような厳格さが求められないのに、個人再生は裁判所の手続きであり、再生計画案の認可までの道のりに厳格さが求められるため、任意整理のときにはやらなくてよかったことがことが求められるこになります。
給与明細書や源泉徴収票、賃貸マンションの契約書や車の車検証、住民票など様々な資料を裁判所に提出する必要があるため、依頼する側の負担も増えることになります。
任意整理は結構簡単にできたなと思っていたのに、個人再生に切り替えたら急にいろいろなことを要求されると思ってしまいことになるでしょう。
任意整理は家族に内緒でできますが、個人再生は同居の家族に内緒でやることは難しい場合が多いです。
まとめ
任意整理だけでは借金の減額が思ったように減らなかった時に、次のステップとして考えたいのが、個人再生です。
ですが、任意整理のように手続きは簡単なものではありませんし、用意していただく書類も時間もかかることを承諾していただきたいです。
でも、それをクリアできれば、借金の総額は、1/5~1/10へと大きく減額されることになります。
家族に内緒でというのは難しいので、いろんな問題もあるでしょうが、何を1番に考えるべきかを選択する必要があります。
こういった相談は、直接無料相談でも受け付けていますので、お気軽にお越しください。