自己破産後|保証人が被った支払いを自分がしたい時の手立て
2022/03/02
自己破産をして、自分の借金は帳消しになってスッキリできた。
でも、その代わりに保証人だった親が自分のせいで苦しんでしまっている。
こんな時、一体どうしたらいいんだろうか?
自分が自己破産なんてしなければ…
あの時、借金を抱えなければ…
もっと、きちんとしていれば…
借金はゼロになったのに、いろんな後悔の念が押し寄せて苦しくなることがあると思います。
自己破産をした後でもできる手立てをご紹介します。
保証人が被った借金を払いたい…
親が裕福であるのなら、保証人として背負わせてしまった借金を返済してもらうことも可能だと思います。
ですが、親が高齢で年金暮らしをしている場合、罪悪感で打ちのめされてしまいますよね。
そんな時、自責の念に駆られ、どうにかしなきゃともがきたくなると思います。
こういった罪悪感から帳消しになった債務を支払いたいと思うことは「自然債務」と言って、起こりうることです。
債権者からあなたに取立ることは今後ありませんが、あなたの任意な気持ちで債権者に支払うことは、法律違反でも何でもありません。
保証人の代わりに自分が支払う方法
保証人の変更や名義変更はできないのだろうか?と頭を悩ませてはいませんか?
債権者に交渉して何とか…と考えたくなるかもしれませんが、債権者を困らせるだけになってしまいます。
免責をもらった今、あなたに変更することは、残念ながらできません。
ですが、
あなたが保証人に対して、返済相当額を渡すことは問題ありません。
保証人に送金したり、納付書を渡してもらって代わりに払うことは可能です。
もちろん、あなたの生活に支障なければです。
あなた自身は、免責後5~10年借入をすることはできませんから、お金を借りて生活費等の補填はできないことを忘れないで下さい。
もしも保証人が支払い途中で亡くなったら…
あなたが借金の免責を受けても、保証人が被った金額を一括で出せるほど、生活もまだ整っていないかもしれません。
そんな時によぎる不安は、
親が亡くなってしまったらどうしよう…
親が高齢の場合、もしものことを考えてしまうこともあるでしょう。
他の家族にも相続の面で迷惑をかけることになるんじゃと不安になられると思います。
しかし、これについては、返済途中で万が一のことが起きた場合には、相続問題に関わることは、残念ながら否定できません。
保証人の返済を助けて完済に向けて頑張ろう!
何か大きな手助けができるような案を出したくても、出せないのが現実です。
あなた自身も頑張って働いて、保証人へ送金し、繰り上げ返済ができるように頑張ってください。
申し訳ないと思って、あなたが返済相当額を渡せるだけでも、保証人の方は随分救われることだと思います。