任意整理「信用情報が消えるのはいつ?」疑問にお答えします!
2021/04/28
任意整理をすると信用情報機関に登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストと言われているものです。
任意整理をするとどのくらいの期間ブラックになってしまうかは気になるところです。
この信用情報登録の期間は、信用情報機関によって少し差があります。
今回のお話は「任意整理をした時のブラックリスト期間」についてを解説します。
信用情報機関の種類は3つ
信用情報機関には、クレジットカード系のCIC、消費者金融系のJICC、銀行系のKSCの3つがあります。
この3つの信用情報機関は相互参照が可能になっているので、どこか一つの信用情報機関に登録されると、他の系統の金融会社でも審査で引っ掛かることになります。
任意整理をすると、任意整理の開始と同時に信用情報に登録されます。
では、いつになったら消えるのでしょうか?
具体的に説明します。
信用情報の登録期間はどれだけなのか?
任意整理の場合、信用情報の登録期間は、それぞれ…
CICでは完済から5年
JICCでは分割払いの和解日から5年
KSCでは完済から5年
任意整理をして、5年の分割払いの合意をすると、完済まで5年かかることになります。
そして、完済から5年登録されているので、結局任意整理を開始してから、消えるまで10年かかることになります。
ただ、任意整理をして5年分割で支払う合意をしても、早めに支払ってしまうこと、つまり繰り上げ返済は可能です。
信用情報登録期間は、「完済」から5年なので、5年分割で払う合意をしても3年で完済してしまえば、3年プラス5年で8年で消えることになります。
頑張って、1年で払いきってしまえば、1年プラス5年で6年で消えます。
こんなところにも信用情報は使われている!
信用情報登録期間が一番気になるのは、スマホの機種変です。
スマホは機種によっては10万円を超えるものがあり、なかなか一括払いでは買えないので、機種代を分割にする方が多いのですが、スマホショップで機種代を分割にして下さいというと店員が裏にある端末に信用情報を見に行きます。
事故情報として登録されていると機種代の分割払いを断られるので、恥ずかしい思いをしてしまいます。
信用情報に登録される時には、こういう注意点を忘れないようにしておくことも大事です。
まとめ
できれば誰だって、信用情報がブラックリスト入りなんてことは避けたいものですが、債務整理をせざるを得ない場合には致し方ありません。
そんな時には、一定期間、自分がどのようなことができなくなるのかをしっかりと理解しておけば、問題ありません。
むしろ、安易にスマホにしても分割払いが組めなくなり、不便に感じるかもしれませんが、あなたの支払い状況は、いつもクリアなまま保たれる生活に変わるのです。
物は考えようで、プラスに捉えることもできるはずです。