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借入先がわからなくなった借金を債務整理することはできるのか?

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借入先がわからなくなった借金を債務整理することはできるのか?

借入先がわからなくなった借金を債務整理することはできるのか?

2021/05/08

債務整理の相談に来られる方の中に、どこから借りているか分からないという方がいらっっしゃいます。


何年か前に借りてほとんど返済することなく、引っ越しや転職をしたり、携帯電話の番号が変わったりして、借入先からの督促も受けていないという場合に果たしてなんという名前の金融会社だったか忘れてしまうのです。


そろそろちゃんと借金の整理をしておきたいという気持ちはあるのだけれども、どこから借りたか忘れてしまったという場合です。

 

一体、こういう場合には、どのような対処ができるのでしょうか?

借金を放置していることは良くない状況であることも推測できますよね。

では、説明していきます。

 


 

信用情報機関に登録があるかを自分で確認してみよう

 

こういうときは、信用情報機関にご自身の信用情報の開示請求を行います。


信用情報機関には、CIC、JICC、KSCの3つがあり、3つともに開示請求を行います。


CICとJICCはスマホから開示請求を受け付けていますが、KSCだけは郵送のみとなっています。


よく信用情報の開示請求を代理してやってくれませんかと言われますが、実印と印鑑登録証明書が必要となることや、自分でやってもそれほど難しい手続きではない旨を説明すると殆どの方がご自分で開示請求をされます。


信用情報の開示請求をすると、借入先と借入年月日、借入金額と現在の状態が分かります。


支払遅延の時期や法的手続きの有無なども分かるので、

最後の支払いから5年以上経過していれば、時効援用の通知を送ることにより債務は時効で消滅します。

 

 

 

移管終了となっている場合は要注意!!

 

問題は、終了状況の欄の記載が移管終了となっている場合です。


これは、債権回収会社に譲渡されたことを意味します。


そして、債権回収会社は信用情報機関に加盟していないため、現在の債権者がどこの債権回収会社か分からなくなってしまうのです。


この場合は、移管終了と記載した金融会社に問い合わせをして、どこの債権回収会社に譲渡したか聞くことになります。


その上で、その債権回収会社からまた別の債権回収会社に譲渡されていないかを確認する必要もあります。
 

 

 

 

まとめ

 

実際にこういったケースの相談もあるので、書かせていただきました。

 

まずは、あなたの状況がどうなっているのか、信用情報機関に開示請求をしてみましょう。

 

そこで、移管終了となっている場合は、どこの債権回収会社に譲渡されたのかを聞きましょう。

 

その後に相談に来ていただけると話もスムーズに進みますよ。

 

そして、何よりも、ちゃんとしようと思えた一歩をしっかりと踏み出していきましょう!

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